油彩画の作品たち
Oil Paint
F4号キャンバス/油彩 ◇額サイズ◇ 縦:約37cm 横:約46.1cm 厚み:約5.5cm 必要な人に必然のように現れる 「ヴィオラ流星堂」 祈りの場のような小さなお堂は 見る人によってその形を変える。 日常の中で現れた けれども彼女は気づかない。 幾度となく見過ごす事もあったかのしれない。 流星を代表としてツバメさん 必死にその存在を知ってもらおうと無数の招待状を送り、 そして最後の一手に出た ヴィオラの代理者うさぎさん。 彼女がその存在を認識する直前の物語。 これから彼女はどのような変容を遂げるのでしょうか。
F0号キャンバス/油彩 ◇額サイズ◇ 縦:約30.8cm 横:約26.8cm 厚み:約5.5cm 彼女はヴィオラが咲き誇る場所よりも高い場所に存在しています。 瞳の奥の緑は彼女が植物である事を証明しているかのよう。 ヴィオラに心があるのなら それは一つの苗からか それとも一輪一輪の花に宿るのでしょうか。 数多くの花が咲き誇るなか 一際凛と美しく咲く一輪に美しいヴィオラの姫君を思い重ねました。 垂れ下がるアイビーは ほとんど流星のように感じます。
F0号キャンバス/油彩 ◇額サイズ◇ 縦:約26.8cm 横:約30.8cm 厚み:約5.5cm 過去作の光る薔薇売りの少年の子孫に当たる男の子です。 珍しい植物を探しそして出会った 光る菫の花。 遥か昔、アメジストに惹かれた菫(※過去作)が幾度となく命を繋ぎアメジストに辿り着いてようやく二人は結ばれました。 種族は違えど寄り添い育まれる愛は 必ず変容を遂げるのです。 その様はアメジストが乱反射するように美しく共鳴する様に輝き夜を照らします。 光る薔薇売りの少年の子孫君は 光る菫売りの少年へなる事を 彼女らに問うのでした。 安易に繋がる事は容易いですが 命を扱うにはそれ相応のお約束があるのではないでしょうか。 生涯共に生きる事と等しいような物語の瞬間。 きっと、光る薔薇売り一族に見染められたお花は お花たちにとってとても光栄で 至極の喜びなのではないでしょうか。 そういう世界があっても不思議ではないと思うのです。
『菫の変容』2021 10×7cmキャンバス/油彩 ◇額サイズ◇ 縦:約21.2cm 横:約16.2cm 厚み:約4.3cm 花壇の淵の菫。 自身の意思で咲く場所は決められないけれど、 そんな事気にする素振り微塵もなく、 むしろここが最高なのだと教えてくれるかのよう。 彼女(菫)が見る世界は きっとこんな風。 彼女自身気づいていないけれど 見ている世界と連動するように 彼女は内側から変容している。 他者から見てすぐ気付く程に。
10×7cmキャンバス/油彩 ◇額サイズ◇ 縦:約21.2cm 横:約16.2cm 厚み:約4.3cm 空の上 星を纏った姫君。 《姫君》 ただし今は。のお話。 彼女がこの先どのような道を歩むか未だ分からない。 天空城に比べたら木の上は 地上と言って良いほど。 地上に住むツバメとそれを象徴するように口元にはヴィオラが。 ツバメと姫君の背景を私は未だ知り得ません。 今を全うしている(ひたすら描く)、ただそれだけでよいのかもしれません。